2010/10/22

FMシアター『薔薇のある家』再放送

FMシアター NHK-FM 毎週土曜日 22:00〜22:50
明日、10月23日の放送は

『薔薇のある家』

作:オカモト國ヒコ
出演:大竹しのぶ 奈良岡朋子


今年放送されたFMシアターの中でも特に好きな作品が、早々と再放送!反響が大きかった証でしょうか?

舞台は高層マンションの一室。登場人物は往年の大女優とその世話をやく女性、たった二人。
場所も変わらず出演者も限定され、ともすれば中弛みや飽きが来そうな難しい設定だと思うのですが、そんな事は一切なく、却って奥深さが引き出されています。
これを可能にしたのは、無駄を削ぎ骨組みのしっかりした脚本もさることながら、奈良岡朋子さんと大竹しのぶさんの演技の確かさでしょう。
昔の話をするのも回想シーンを設けるわけではなく、二人の会話の中で"思い出話"として語られています。全てが現在進行形であるのに、二人のそれまでの人生や複雑な過去が鮮やかに浮き上がって来るのです。
音響効果も適度に生活感を出した煩すぎない音で、まさに効果的。
全てに於いて減り張りのあるドラマになっています。

終盤には思わぬ展開が。そして、切なく、温もりをくれる結末。
聴き終わってからも胸に刻まれる様々な思い。


心に残るオーディオドラマは数々有りますが、この作品は秀逸です♪
テレビドラマでもこうした作りの物は滅多に見掛けませんね。特に最近は…。

『薔薇のある家』は、多くの方に聴いて欲しいドラマです(^_-)=☆

2010/10/19

青春アドベンチャー『サマルカンド年代記』+今井朋彦さん

オーディオドラマ(ラジオドラマ)はお好きですか?私はテレビドラマ以上にオーディオドラマが好きです♪
昨日から始まった青春アドベンチャー『サマルカンド年代記』(原作:アミン・マアルーフ) 全15回 NHK-FM 月〜金 22:45〜23:00
放送予定を見た時から「ワー!キャー!」と大興奮でして(^0^) 舞台がアラビア〜ンなのもさることながら、今井朋彦さん(文学座)と宮本充さん(劇団昴)がキャスティングされているんですもの!こーれは録音の失敗は許されません!
今井さんは主人公オマル・ハイヤーム、宮本さんは語り+ベンジャミン役で出演されています。その他立川三貴さん、山路和弘さん、水島涼太さん等、豪華な顔ぶれです。昨日の初回を聴きましたが、知・美・欲・権力・探究心・法・情、この先可成り複雑に絡み合って行きそうな導入部でした。途中からでも、機会があれば聴いてみて下さい♪

この“青春アドベンチャー これからの放送予定”には時折出演者の写真が載っており、『サマルカンド年代記』でも主要キャストのお姿をご覧頂けます☆ ←放送が全話終了しますと、“放送済みの作品(放送年別)”リンクに移動するので、そちらからご覧下さい。
写真一番左の白いシャツの方が宮本充さん。キアヌ・リーブスの吹き替えや『こち亀』、過去には『アリー・マイ・ラブ』でアリーの幼馴染み兼元恋人役(最後亡くなってしまいましたが…)の声も担当なさってました。ですからお姿は知らずとも声を耳にしている方は多いのではないでしょうか?
そして写真手前、黒いシャツにベージュ系の上着を羽織ってらっしゃる方。この方が今井朋彦さんです♪舞台演劇に詳しい方や、私のようにオーディオドラマや朗読番組が好きな方にはお馴染みとは思いますが、一般的に今井朋彦さんを御存じの方は少ないのかも知れませんね(泣)そんな方に、思い出して頂きましょう!↓↓

エステーのしゅぱっと消臭プラグのCMで、腰元達と陽気に踊るお殿様。続編ではそのカツラのまま高校生になって青春してみたり、寒そうな時期に海に入ったり…。

はい。↑↑この意味不明なCM↑↑のお殿様が今井さんです(汗) 思い出して頂けましたか?
最初見た時唖然としましたよ。イヤ、最後まで唖然としっぱなしでした。エステーさん、何をやらせるんですか?!まあ、引受ける今井さんも凄いですが…結構続きましたし。

私はラジオで録音したオーディオドラマや朗読で気に入った作品をiTunesに保存、管理しているのですが、今井朋彦さんが出演されている物の殆どが好きな作品なのです。
ざっと挙げてみても〜

《青春アドベンチャー》
◇家守奇譚 原作:梨木香歩  ◇風塵秘抄 原作:荻原規子  ◇押入れのちよ 原作:荻原浩  ◇尾張春風伝 原作:清水義範  ◇ダブル・キャスト 原作:高畑京一郎  ◇タイムスリップ源平合戦 原案:鯨統一郎
《朗読》
◇即興詩人 原作:アンデルセン 訳:森鴎外  ◇あやしやな/露団団 原作:幸田露伴

これだけあります。過去の録音漏れ等も結構あるのが本当に悔やまれる(T-T)
気軽に舞台を観に行く環境には無い為、今井さんの魅力の一部に齧じり付くには(笑)ラジオが最良の友でございます。『サマルカンド年代記』を含め、これからも今井さんの素敵なお声、知的な台詞回しをもっと聴きたいですね〜!

尚、NHKのFM/AMで放送されているオーディオドラマ【青春アドベンチャー、FMシアター、 新日曜名作座、特集オーディオドラマ(不定期)】の総合インデックスページは☆こちら☆

2010/10/08

夏バテの皆様にフニフニ

猛暑も漸くお役御免となったようで、夜はすっかり涼しくなりましたね〜。この後残暑のぶり返し、なんて事はもう無いと思いますが、引き続き体調管理には要注意です。

そんなお疲れの皆様に、王道のアイドルスマイルをご提供(笑)

元SECHSKIES(젝스키스)のリードボーカル、カン・ソンフン(강성훈 - Kang Sung Hoon)
若っ!(^Ξ^)

この、本心じゃなくて表情筋だけで笑ってそうな感じもまたカワユス☆ ←愛のあるツッコミ。
ほんとに、フニの笑顔にも歌声にも癒されます♪
年は違うけど誕生日も一日違い♪って、これは関係ないか。
トギ(김재덕)はどうしたと聞かれそうですが、彼の場合「ホッとする」域を超えてメロメロになってしまうか発狂してしまうので、『癒し』とは明らかに別路線(汗)
その点フニは何の邪念も持たせず“可愛い”のです。(どういう表現をしているんだろう…)

フニフニ、どうしているのかしら?
SECHSKIES解散後、持ち前の歌唱力を活かして順調にソロ活動を続けていたものの、ゴタゴタ騒動で未だ活動復帰出来ず。
勿体無い。実力もあって歌に対しては真摯に取り組んでいる人なのに。確かにSECHSKIESの頃のハイトーンクリスタルボイスは影を潜めたけれど、大人の歌を表現出来る声になって、アーティストとしてこれからもっと期待される時期であるはず。現に、SECHSKIESのファンではなかったけれど、ソロ歌手カン・ソンフンのファンと仰る方がブログ等見ていても結構いらっしゃるんです。

フニフニ〜!カムバーック!!

今、これ書きながら頭の中で〈SET YOU FREE〉【3集-9曲目】がずっと流れてます…。iTunesでかけようかと思いましたが、この状態でフニの歌声聴くと泣きそうなので、後にしましょ(-〜-;)昨日は昨日で夜に〈아무일도 안인듯〉【4集-2曲目】が脳内ヘビーローテーション。

フニは今まで4枚のフルアルバムを出してますが、↓概要はこんな具合です。↓
 ◇ソロ・デビュー作で肩に力が入ってるけど芯のしっかりした 1st『飛翔 비상』
 ◇1集とは打って変わって爽やかさと透明感を前面に出したまとまりの良い 2nd『My Girl - Kang Sung Hoon vol.2』
 ◇前作までの声質からガラッと変化し大人の深みを見せた 3rd『Hoony 3』
 ◇熟成した中にも発展性を秘め、新たな階段を上ろうとする 4th『EVERLASTING』

個人的には、3集で見せたボーカル・コントロールと楽曲がこの上なく好きなのです。でも、フニの歌は何でも好き☆
どうか、早くまたあの歌声に逢えますように。

난 성훈이의 노래를... 신곡을 듣고 싶네요...

2010/08/26

杞憂さん。

詩や創作話を書いているブログ『桃源情歌』に今日投稿したのが
 ↓こちら↓


杞憂先生在那裡 [Mr.Qi-You in Paradise]
http://tougen-jouka.jugem.jp/?eid=164


タイトルから分かる通り、ほんのちょっぴり中華風味の話でして。一応"オチ"を附けたつもり(汗)なので、ショート・ショートに分類しておきました。
タイトルを直訳すると「杞憂さんはあそこに居ます」となり、サブタイトルの英語には「Paradise」の文字が入っていますが……さて、杞憂さんにとってパラダイスとは何処なんでしょうか?


もし興味を持たれたら、読んで頂けると嬉しいです♪


因みに《先生》と言うのは中国語で男性に付ける敬称で、《○○さん》程度の意味でして、日本語の先生とは違います。物を教える《先生》は→《老師》です。
つまり、「先生って呼ばれてみたい!」と思われる日本人男性は、中国に行ってみると願いが叶うかもしれません(笑)
女性は大概《小姐》が使われて、《女士》を付ける場合は限られてきているようですね。


落語が大好きなので、落とし噺や風刺の利いたショート・ショートなどをもっと書きたいと思いつつも、空っぽの頭からネタを絞り出すのは至難の業でございます。
古典落語を聞いていても、
「何でこんな風に上手いコト出来るの?!」
と、感心しきり。
勿論、同じ噺でも長い歴史の中で部分的な変更を経ていますし、噺家の技量や采配によってプラス・マイナスも大きく変わってくるんですけど。
面白いですよ、落語(*^O^*)
古典落語に絞るなら、柳家小さん治さん、桂歌丸さん、先代の三遊亭圓楽さんが大好きです☆


まあ、私は戯作者には向いていないので"下手の横好き"で楽しんでます〜。

2010/07/02

お疲れ様です☆

サッカーのワールドカップ日本代表が帰国されましたね。予選リーグ突破も決勝トーナメント一回戦敗退の結果には、選手もファンも悲喜交々だと思います。
今回特に感じたのは、見ている方は結果を性急に求め過ぎて、一方通行でしか判断出来なくなってしまう、と言う事でしょう。勿論、私も含めての話でございます、ええ。悲しいサガですね。

印象に残ったのは、パラグアイ戦敗退後のミッド・フィルダー(17番)長谷部誠選手のコメント。

「みんなまたJリーグに戻ってプレーするので、皆さん、スタジアムで選手を応援して下さい」

一言一句正確に覚えてはいませんが、大体こんな事を仰ってましたね。“流石キャプテン!!”の一言で片付けることが出来ない、重い言葉でした。
どうしても世界的な大会やオリンピックがあると、俄ファンが急増して、その後下支えに回らず消えてしまう事って多いですよね。斯く言う私も、野球に比べサッカーは詳しくないですし…。
応援していたフリューゲルスが消滅してマリノスと統合されてから、試合の中継を観る事も激減しました。うぅ。
おサルさんよりしっかり反省しなくては! ←意気込みだけの人。

ところでこの長谷部選手。以前スポーツ番組で[マコさま]と呼ばれているのを見た事があります。まだ海外に移籍される前でした。そしてワールドカップ前に久々にテレビでお顔を見た時…


「えっ?甄子丹(ドニー・イェン Donnie Yen)さん?」

と、まじまじと画面に見入ってしまいました(@_@;)
ドニーさんと言えば、香港電影界でも確固たる地位を築いてらっしゃるアクション明星。運動神経の無い私でも思わず『師匠』と呼びたくなる存在ですが(無礼者)、ご存知ない方の為に画像を貼ってみます。
どうでしょう?長谷部選手と似てると思うのは、私だけですか?


さ、ワールドカップも大詰めですね。(え?ドニーさんの話はもう終わり?!)
予想どおりに運ばないのか、はたまた「やっぱりねぇ」な展開なのか。
テニスのウィンブルドンでも、決勝戦の常連だった王者ロジャー・フェデラーがベスト8で去る波乱があったんですよね…。
皆さん、ただでさえ蒸し暑い日々、寝不足にはご用心下さい(^_^)~☆

2010/06/02

いらっしゃい、じぇいそん☆

YesAsiaから、CDが届きました♪
その内の二枚は、香港を中心に活躍中の実力派歌手+俳優、陳柏宇(ジェイソン・チャン/Jason Chan)くんが以前出したCDです。


◇1st ALBUM『First Experience 永久保存ー珍蔵版』(写真右)
◇EP『CLOSE UP』(写真左)


『CLOSE UP』1曲目に収録された『I Will Be Loving You』で彼のことを知り、CDを買おうとずっと思っていたのですが……
「DVD付いてても、EPだから全部で5曲だしなぁ。精選出る迄待とうかな」
と、何ともケチ臭い魂胆でおりました。
でも、精選出す前にフルアルバム発売されたようで☆


おめでとう!順調に音楽活動出来てる様子で安心したよ(^^)d


と思いつつ、EPを買う決心をした次第です(苦笑)


アジアの音楽業界は廃盤になるのが早い為、古い物から入手しようと、ファースト・アルバムも同時に確保。
1枚目のフルアルバムとは言え、じっくり聴きたい曲揃い。渋い作りになってます。
《1リットルの涙》の『Only Human』をカバーした『固執』や、『車匙』の國語版『一公升的眼涙』(おお、分かり易いタイトル!)等、全12曲。


そして『CLOSE UP』も、深さと軽快さを併せ持った作品です。彼との出逢いの曲である『I Will Be Loving You』が、名コンポーザー陳光榮さんの楽曲と知って、思わず納得。好きな曲が多いんです♪


どちらのCDも、ジェイソンくんの外連の無い歌声をしっかり聴かせてくれます。


ブックレットなんかで写真を見てると、キリっとした二枚目と純粋無垢な少年っぽさが入り交じっていて、不思議な魅力を湛えていますね。
きっと彼自身、素直な好奇心と、一本ビシッと筋の通った意識を大切にしている人なんだろうなぁ。


DVDはまだ観ていないので、今度じっくり楽しもうと思います。


陳柏宇——漢字の並びも日本人に覚え易いですよね。ケイタイでも簡単に打てますし。
"陳列された柏の宇宙"(o^_^o) ……なんという覚え方。

ご存知で無かった方には、今後お見知り置き下さいますよう☆
ファンの皆様には、こんな紹介で申し訳無いです(汗)


2010/05/27

髪と烏龍

髪を切って暫く経ちます。切った当初、図らずも一頃のぺ様と同じ髪型だと判ってびっくりしましたが、最近、伸びてきた髪を見てある事に気付きました。
「これも誰かに似ているような……はて?」
そんな折、テレビCMの中にその"誰かさん"を発見。
判明致しましたよ、似ているお相手が。
肉団子食べながらちょこまか動く往年の香港明星。

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)御大!


ええ、ワタクシ、とっても光栄で御座います。
だってキンポーさんと言えば、成龍(ジャッキー・チェン)電影に於ける"うっかり八べぇ"的存在だけでなく、監督・スタント指導に携わってこられた、謂わば香港電影界の屋台骨ですから。


因みに私の髪はビッグ・ウェーブ的天然パーマの為、スチーム仕様のストレーターを使っており、その使用後真っ直ぐになった髪型が似ているんですねぇ。
うれしハズカシ黒烏龍★


そう言えばこのサントリーのCMを見た家族が一言、「効いてなさそうね」
いえいえ、これから始めるのよ、と執り成す私。
何故に私がフォローするのか?飲んだ事も無いのに。それはきっと——


髪型がお揃いだからなのね!


と、こんな風に書いておきながら、実際見入ってしまうのはフツーの烏龍茶のCMに出てる范冰冰さんの見事な喰いっぷりなんですけども(笑)
大塚寧々さん似のクールなお顔で喰うわ喰うわ(=_=)
梁家輝(レオン・カーファイ/カーフェイ Tony Leung Ka-fai)と共演した『蘋果 LOST IN BEIJING』でも体当たりの演技でしたし。この方、草食系の佇まいでありながら肉食系の役がハマり過ぎます。


……あら、キンポーさんは何処へ?



余談ですが"烏龍"には「間抜けな、物分かりが悪い」という意味があるようです。まさしく私にピッタリ。今日から私は烏龍王!
……間抜けでも"王"が付くといっちょ前に感じます★