2011/07/28

サルスベリ

やっと咲き出しました〜。
庭に昔から植わっているサルスベリ。

[百日紅][紫薇]とも表記される花木で、樹皮が滑らかでスベスベしているところから「猿もすべって登れない」⇒《サルスベリ》と名前が付いています。
☆モンキーつるつる☆

でも本当は登れそうな気がしますが…。

うちのサルスベリは去年、一昨年とあまり咲かずに淋しかったんですけど、今年は順調のようで安心です。
やはり時期になってこの花の色を見ないと、つまらなく感じるんですよねー。


梨木香歩さんの『家守綺譚』という素敵な小説にも、色気のあるサルスベリが登場します。
ちょくちょく主人公に絡んできて、隠れヒロインのようです。可成り年齢は上なんですけどね。
小説では主人公の後輩から「リサベル」なる新しい名前を付けて貰います。
サルスベリ⇒リサベルス⇒リサベル
命名されたサルスベリも満更でもない様子(笑)

『家守綺譚』は幽玄と大正〜昭和初期あたりの時代の雰囲気が融け合った、淡く深い、水墨画のような好い作品です♪
以前『青春アドベンチャー』で放送されたラジオドラマも珍しく原作に忠実で、音響効果も幻想的雰囲気を巧く表現していました。
何より、綿貫:高橋和也さん、高堂:今井朋彦さんというキャスティングも絶妙だったと思います☆

この作品のお陰で、慣れ親しんできたサルスベリにも新たな印象が生まれました。

2011/07/01

ハーブ・チンキの作り方

お茶にしようと乾燥させておいたヨモギとユキノシタを使って、化粧水の原液(エキス)を作りました♪


◇ハーブ・チンキの作り方◇

《材料》
*ドライ・ハーブ  10g
(今回は ヨモギ5g+ユキノシタ5g)
*ホワイトリカー[35度]  150ml
(度数が足りていれば他の酒類も可。又は無水エタノールでも)

▽化粧水を作る時▽
*精製水
(水道水かミネラルウォーターでも可)

† ハーブとリカーが余裕を持って入る瓶を用意し、念のため分量外の酒でゆすぎます。
(ジャムの空き瓶等で構いませんが、醗酵→爆発なんて事にならないよう、材料と蓋の間に2cm以上隙間が空く物がオススメ)
† 瓶にドライ・ハーブとリカーを入れて蓋をし、日の当たらない場所に置きます。材料が馴染むように時折振ってみましょう。
† 1週間〜10日経ったら中身を茶こしや笊等で濾し、液を別の瓶に移します。

これでハーブ・チンキ完成 (o^-^)o♪
※冷蔵庫で1年保存可能。

この
ハーブ・チンキ5ml
    +
精製水45ml
を混ぜれば…

はい!化粧水も完成 (≧ω≦)
※こちらも使わない時は冷蔵庫で保管を。特にミネラルウォーター使用時は注意。

今回はヨモギの薬草っぽい香りが仄かにしてイイ感じですが、西洋のハーブと違って和の薬草は香らない物もありますね。ユキノシタとか。
そんな時は好みの精油を1〜2滴加えてみて下さい。ただし柑橘系オイルは肌に付けた後5〜6時間は日に当たってはいけないので、夜以外にも化粧水を使う場合は避けましょう。


出来上がった化粧水は、スプレー式ボトルに入れておけば何時でも何処でもシュシュッとできて便利ですよ。顔は勿論、頭から爪先まで全身に使えます。

・頭皮頭髪に⇒吹きかけるとすっきり☆入浴前に吹きかけて櫛でとかしておくと、洗髪の際に指通りが良く汚れも落ち易くなります。ヘアトニック代わりにしても好いかも♪
・体に⇒汗疹やカラダにきびの予防。ティッシュや脱脂綿、ハンカチにに含ませて肌を拭けば即席の汗拭きシートです☆。
・虫除け⇒露出部分や服の上から吹きかけておく。
・虫刺され⇒刺された箇所にたっぷり吹き付けて軽く掌でぱんぱんっと叩くと、かゆみも赤みも直ぐに引きます☆


先日『レディース4』で紹介していたハーブ・チンキの作り方は、ドライカモミールとウォッカを使っていましたね。
「ウチではハーブも薬草も育てていない」「専門店で買うのはなんか気後れする」
という方は、混じり物のない市販のハーブティーを利用するのも手です。
ティーバッグを破って中身を使いましょう。

アルコール、エタノールを使用したくないのであれば、ハーブティーや薬草茶を濃いめに煮出し、冷ました物を薄めずそのまま使ってみては如何でしょうか。
冷蔵保存で1週間以内に使い切り、作り置きはせずに切れたらその都度煮出して作る。
実際に試したわけではないのですが、参考までに…。