2011/10/06

Good-bye Jobs!

やはり逝ってしまったんですね、ジョブズ。
まだ若いと思うし、その点で悲しさも悔しさもありますが、最も伝えたい、伝えなければならない言葉は、

「ありがとう。お疲れさまでした。」


本当にありがとう、ジョブズ!


アップルは、夢を夢想のままでなく、現実への指針として世界に発信してきました。
創始者の一人であり、窮地にあったアップルを復活させ、躍進する為の翼を付けてくれた彼は、真に偉大な人です。
亡くなったと知り、今更ながらスティーブ・ジョブズ氏の存在の希有さをまざまざと感じています。

アップルは常に感動を与えてくれます。ですが、正直言えば一時期"感心はするけど感動はしない"頃もありました。それでも真髄には"アップルらしさ"が脈々と受け継がれていて、触れてみれば「やっぱり楽しい!」
ワクワク感を増殖させてくれる会社なのです。

これからのアップルに望むのは、スティーブ・ジョブズ亡き後もアップルらしさを失わないで欲しい、という事。
他とは異なる創造力を活かし、生まれる商品。それが結局は人に寄り添い、個々の意欲を掻き立てるものになる。そんな素敵なアップルらしさを、ずっと持ち続けて欲しいのです。

ジョブズがいなくなっても、彼の魂−意志は残ります。
それを曇らせない運営を、アップルには願ってやみません。

2011/07/28

サルスベリ

やっと咲き出しました〜。
庭に昔から植わっているサルスベリ。

[百日紅][紫薇]とも表記される花木で、樹皮が滑らかでスベスベしているところから「猿もすべって登れない」⇒《サルスベリ》と名前が付いています。
☆モンキーつるつる☆

でも本当は登れそうな気がしますが…。

うちのサルスベリは去年、一昨年とあまり咲かずに淋しかったんですけど、今年は順調のようで安心です。
やはり時期になってこの花の色を見ないと、つまらなく感じるんですよねー。


梨木香歩さんの『家守綺譚』という素敵な小説にも、色気のあるサルスベリが登場します。
ちょくちょく主人公に絡んできて、隠れヒロインのようです。可成り年齢は上なんですけどね。
小説では主人公の後輩から「リサベル」なる新しい名前を付けて貰います。
サルスベリ⇒リサベルス⇒リサベル
命名されたサルスベリも満更でもない様子(笑)

『家守綺譚』は幽玄と大正〜昭和初期あたりの時代の雰囲気が融け合った、淡く深い、水墨画のような好い作品です♪
以前『青春アドベンチャー』で放送されたラジオドラマも珍しく原作に忠実で、音響効果も幻想的雰囲気を巧く表現していました。
何より、綿貫:高橋和也さん、高堂:今井朋彦さんというキャスティングも絶妙だったと思います☆

この作品のお陰で、慣れ親しんできたサルスベリにも新たな印象が生まれました。

2011/07/01

ハーブ・チンキの作り方

お茶にしようと乾燥させておいたヨモギとユキノシタを使って、化粧水の原液(エキス)を作りました♪


◇ハーブ・チンキの作り方◇

《材料》
*ドライ・ハーブ  10g
(今回は ヨモギ5g+ユキノシタ5g)
*ホワイトリカー[35度]  150ml
(度数が足りていれば他の酒類も可。又は無水エタノールでも)

▽化粧水を作る時▽
*精製水
(水道水かミネラルウォーターでも可)

† ハーブとリカーが余裕を持って入る瓶を用意し、念のため分量外の酒でゆすぎます。
(ジャムの空き瓶等で構いませんが、醗酵→爆発なんて事にならないよう、材料と蓋の間に2cm以上隙間が空く物がオススメ)
† 瓶にドライ・ハーブとリカーを入れて蓋をし、日の当たらない場所に置きます。材料が馴染むように時折振ってみましょう。
† 1週間〜10日経ったら中身を茶こしや笊等で濾し、液を別の瓶に移します。

これでハーブ・チンキ完成 (o^-^)o♪
※冷蔵庫で1年保存可能。

この
ハーブ・チンキ5ml
    +
精製水45ml
を混ぜれば…

はい!化粧水も完成 (≧ω≦)
※こちらも使わない時は冷蔵庫で保管を。特にミネラルウォーター使用時は注意。

今回はヨモギの薬草っぽい香りが仄かにしてイイ感じですが、西洋のハーブと違って和の薬草は香らない物もありますね。ユキノシタとか。
そんな時は好みの精油を1〜2滴加えてみて下さい。ただし柑橘系オイルは肌に付けた後5〜6時間は日に当たってはいけないので、夜以外にも化粧水を使う場合は避けましょう。


出来上がった化粧水は、スプレー式ボトルに入れておけば何時でも何処でもシュシュッとできて便利ですよ。顔は勿論、頭から爪先まで全身に使えます。

・頭皮頭髪に⇒吹きかけるとすっきり☆入浴前に吹きかけて櫛でとかしておくと、洗髪の際に指通りが良く汚れも落ち易くなります。ヘアトニック代わりにしても好いかも♪
・体に⇒汗疹やカラダにきびの予防。ティッシュや脱脂綿、ハンカチにに含ませて肌を拭けば即席の汗拭きシートです☆。
・虫除け⇒露出部分や服の上から吹きかけておく。
・虫刺され⇒刺された箇所にたっぷり吹き付けて軽く掌でぱんぱんっと叩くと、かゆみも赤みも直ぐに引きます☆


先日『レディース4』で紹介していたハーブ・チンキの作り方は、ドライカモミールとウォッカを使っていましたね。
「ウチではハーブも薬草も育てていない」「専門店で買うのはなんか気後れする」
という方は、混じり物のない市販のハーブティーを利用するのも手です。
ティーバッグを破って中身を使いましょう。

アルコール、エタノールを使用したくないのであれば、ハーブティーや薬草茶を濃いめに煮出し、冷ました物を薄めずそのまま使ってみては如何でしょうか。
冷蔵保存で1週間以内に使い切り、作り置きはせずに切れたらその都度煮出して作る。
実際に試したわけではないのですが、参考までに…。

2011/06/09

ヨモギ

好い香り〜♪

よもぎ(ヨモギ=蓬、艾、蒿)キク科
 別名:モチグサ ヨゴミ ダンゴグサ ヤイトグサ
 生薬名:艾葉
 薬効:健胃、腹痛、下痢、貧血、冷え症、腰痛、痔

 利用法:春から夏にかけて葉茎を刈り取り、日干しにする。生葉のままでも利用価値が高い。
    [飲用]乾燥させた葉を煎服する。または通常の茶葉同様の飲み方でもよし。生葉の場合はちぎって熱湯を注ぎ、フレッシュ・ハーブティーにする。
    [浴用]乾燥葉でも生葉でも、水から入れて風呂を沸かす。


庭の隅に群生していたヨモギ。
かなりの量があったうえ、手伝ってくれた家族が根っこごと引き抜いていたので(本来は地上部を刈り取ります)、洗うのに時間がかかりました。なかなか土が落ちなくて…ひぃ。
ベランダに笊を三つ出し、時々ひっくり返しながら干し上げました。三日目の夜は雨の予報だったので早々に取り入れ、最後は中華鍋でカラ炒り!

保存に適しているのは紙袋や茶筒ですが、今回は大量なので蓋付きの大きな缶を二つ用意し、乾燥剤と共に入れています。

写真のポットは生葉を使ったハーブティーです。
乾燥ヨモギのドライ・ハーブティーは香ばしさと深い甘みを味わえますが、生葉のフレッシュ・ハーブティーでは清々しい高貴な薫りと、喉と鼻に抜ける精油の爽やかさを楽しめます。色もキレイです☆

ヨモギ茶最高〜\(~▽~*)☆(*~▽~)/
ミントティーより好きかも知れない…。

2011/05/21

オオバコ

今年も庭にお目見えした万能薬。

おおばこ(オオバコ)オオバコ科
 別名:カエロッパ ゲーロッパ スモトリグサ
 生薬名:車前子(種子) 車前草(全草)
 薬効:喘息、百日咳、咳、胃腸病、利尿、下痢、頭痛、心臓病、子宮病、尿道炎、膀胱炎、腫れ物

 利用法:*全草⇒ 夏の開花期に採取し、水洗いして日干し。
     *種子⇒ 秋に採取〜穂を濡らさないよう集めて日干しし、乾燥したら叩いて種子を取る。
     *できものには水洗いした生の葉を火であぶり、柔らかくして患部に貼る。


昔から牛車や馬車等の轍を少し外れた所に生えていたので「車前」という名が付いています。
別名の由来に関しては解らないのですが、しかし…「カエロッパ」に「ゲーロッパ」って(汗)
青空球児・好児さんですか?! ゲロゲ〜ロッ。


恐らく戦前の出来事だと思いますが、曾祖母の末娘が百日咳にかかり、現代のように薬も手に入らず「もうダメかも知れない」と言われたそうです。
曾祖母はオオバコの薬効を思い出して探し回ったのですが、冬で時期を外れていた為になかなか見つからない。それでも母親の執念と言うのでしょうか、所謂「肥溜め」の傍に一株だけあったのを見つけて持ち帰り、煎じて飲ませたところ、娘は助かりました。
めでたしめでたし☆

本来は乾燥させたものを煎じますが、この時はそんな暇も無かったでしょうから、煎じるというより煮出すのに近かったかも知れません。

今の庭にオオバコがあるのも、話を伝え聞いた家族の誰かが植えたからでしょうね。
殊に今年は豊作です(^^)d

実際に私が摘んでいたのは祖母の手伝いをした小さい頃。それ以来全く採取していませんでした。
でも折角沢山生えてくれたので、今年は自力で薬草作りしてみようかな。

2011/05/19

ユキノシタ

可憐な花が咲きました。

雪の下(ユキノシタ)ユキノシタ科
 別名:イケハタ イワブキ ギジソウ
 生薬名:虎耳草(こじそう)
 薬効:しもやけ、火傷、かぶれ、腫れ物等の肌トラブル、小児のひきつけ、むくみ、咳止め


ドクダミなんかと同じで日陰の湿った場所に生えます。まさにイケハタ。生育旺盛でよく殖え、葉は一年中利用可能です。

肌を保護する薬効の為か、今ではよく化粧品に配合されていますね。炎症を鎮めたり、美白効果を狙ってのことかと思いますが、生薬としては使われない花もこんなに美しいのです☆

葉は食材として天ぷらにしても美味しいですが、かなり殖えたので今年はむしって洗った後乾燥させて、お茶にしてみようかと思っています。
和ハーブティー (。・・。)
煎じる方が薬効を得られるんですけどね…(笑)

乾燥させる為に葉を摘むのは5月〜7月の開花期が良いようです。
それ以外の用法、例えば生の葉のしぼり汁を患部に塗ったり、生の葉を火であぶって柔らかくしたものを患部に貼ったりといったことは通年OKですので、必要になったらその都度むしって下さい。

2011/05/04

みどりの日の黄色い空

黄砂と言えば、昔は風情のあるものでしたが…今やただの厄介者になりました。

ここ数日、酷いです(T-T)
目や鼻は乾燥する、喉は痛くなる、そのせいで気持ち悪ぅぃ。
アレルギー性鼻炎持ちにゃ辛うございます。
花粉症の知り合いも症状が輪をかけて悪化し、大変みたいです。

風物詩だった頃と違い、飛来するのが"砂"だけではなく環境汚染物質であるのが元凶だそうですが。

何ともはや…。

せめて写真は爽やかにって事で、先月末に撮った庭木をばアップ↑
色の強い花も好きですが、こういう白い花、佳いですねぇ〜☆

2011/04/01

緑の人。

『日本の話芸』が夜の放送になりましたね〜♪
 
日本の話芸 NHK教育 (金) 21:30〜22:00
 【再放送】NHK総合 (土) 4:30〜5:00
      NHK教育 翌(月) 15:00〜15:30
 
記憶を辿ると小さい頃は夜に観ていた気がしますので、元の時間帯に戻ったんですね。
 
新年度一回目の放送は、桂歌丸さん『鰍沢』。
「何ざわ?」と思ってたら、「かじかざわ」でした(苦笑)
 
歌丸さんといえば『笑点』緑の人であり、現司会者。そして、落語芸術協会会長でございます。
私、歌丸さんの古典落語大好きなのです(*^-^*)
間合い、台詞まわしも素晴らしいですが、殊にその仕草に惹き付けられます。お祖母様が営まれていた遊廓で幼少期を過ごされたのも、芸に少なからず影響しているのではないでしょうか?私が歌丸さんの演じる"くずれた(くずれかけた)女性"に魅力を感じるのも、そこに作り物でない色気が漂うからだと思います。
 
先代の三遊亭円楽(圓樂)さん(はい、お馬さんの円楽さんです)は、古典落語の中の「かわいい女、健気な女」がぴったりだった気がするんですが、歌丸さんは「腹に一物も二物もある女」が本当に似合います。だけどただイヤな女で終わらずに、何となく哀れを誘うから不思議です。
これぞ"芸"なんでしょうね
 
私が子供の時分は、テレビでも噺家さんが出る演芸番組ってかなりあったように思うんですが、現在は少なくなりましたねぇ。
確か、NHKにも大喜利番組がありました。今の橘屋圓蔵さんが司会だったかと。あの頃圓蔵さん、雨上がり決死隊の蛍原さんみたいなヘアスタイルでしたよね?流行ってたんでしょうか?
……大木凡人さん的髪型(´ω`)
 
 

2011/03/30

『親鸞』作:五木寛之〜朗読に登場

NHKラジオ第2で放送されている朗読番組、その名もズバリ『朗読』。
春から放送時間が変わりました。おまけに、有難いことに再放送枠も設けられています。
そして、ラジオ放送80周年記念の特別内容として、五木寛之さん『親鸞』が、加賀美幸子さんの朗読で始まりました。
朗読[NHKラジオ第二放送]9:45〜10:00(月曜−金曜)
 【再放送】土曜 22:25〜23:40(5話まとめて放送)
昨年度までは10時45分開始でしたので、注意が必要ですね。
斯くいう私も、タイマー録音の設定を先週(昨年度)までと同じままにしていて、聞いてみたら
「ズドゥラーストヴィーチェ!」
と、『ロシア語講座』が録音されていたのでビックリ!直ぐに「しまった、放送時間が変わってる…」と気付き、インターネットの番組表で確認したら、五木先生のお名前を見つけて二度ビックリ!
録音し損ねたのが五木寛之さんの作品で、録音したのがロシア語講座というのも、奇妙な偶然と言えなくもなさそうですが…。
それにしても、この『朗読』で、現役作家の作品が読まれるというのは珍しいのではないでしょうか?少なくとも私が知る限り初めてです。それこそ"記念番組"と銘打たれた所以かも知れません。
今まで取り上げられてきたのは主に往年の作家の作品や、様々な立場から記された昔の風俗を偲ばせる名随筆など。
丁度、昨年度末は『野菊の墓』で知られる伊藤左千夫『隣の嫁』と、続編にあたる『春の潮』を放送していました。
その前は、林芙美子『浮雲』でしたか。こちらは長編の為、3分の2まで進んだ所で一旦終了になってます。私は文庫本を持っているので、この長〜い作品を予定された放送回数で読了するのは無理がありそうな気がしてまして、案の定、でした。続きはいつになるのやら?青木裕子さんの朗読、中々ハマってましたし、再開に期待してます。
去年は小林多喜二『蟹工船』も放送されました。昨今の派遣切りなどもあって、再び注目を集めているとニュースでも紹介していた作品です。
私は本でも音楽でもジャンルを幅広く取りすぎる性質で、その為却って"プロレタリア文学"という響きもピンと来なかったのですが、朗読を聞いて、暗い激しさと、突き抜けられない幽霊のような鬱窟感が伝わりました。時代が遷っても、人の感情の行き場の無さは変わらないのかも知れません。
ただ、お金持ちの支配階級に成ればそれが消えるというわけでもないのでしょうね。別の幽霊が待ち構えているでしょう。
得てして名作と呼ばれる物や文豪の著作は、なまじっか名前を知っているのが徒になり、実際には読んでいない、若しくは読む気にならない事が多いと思います。…私だけ?
自分の目で読むのと耳で聞くのとは大違い、だけど素通りするのも勿体ない。朗読は読む時間が無くても移動中や寝る際に聞けて、お薦めです♪
一つ難点を言うのなら、聞き手と読み手の感性が合わないと、結構イライラします(汗)これは相性の問題なので、割り切るようにしてるんですけど。
朗読された名作を直ぐに見たくなった時に便利なのが、青空文庫。著作権の切れた作品をテキストデータで読めます。
あ、当然ながら五木先生の作品は載ってません(^-^;

2011/02/09

Lantern Festival 2011

春节快乐!

先週、燈會に行って参りました〜。


今年もメイン会場以外の川沿いにもランタンが飾ら
れ、川の中には蓮、白鳥、蛙等が浮かんでいました。
水面に映る灯が幻想的。
     







鶏はやはり縁起物。組体操と化し
てます。


そして、今年の主役『卯』…コワイかも。
大体、十二支のランタンは結構迫力あるんです。









 





龍『辰』は流石にカッコ良いと思ったら、アングル変えるとおマヌケで可愛い。

                             
 







玉兎

 














牽牛と織女。牛は格好好いのに牽牛さんがポーッとしてます。 →てっぺんで兎が搗いているのは餅ではなく薬草です。月の女神、蟐娥も楽しそう。

     



















マッチョすぎる神々。



豚の頭。箱に賽銭を入れ香を立
て、お願いごとをします。今年のオカシラはきれいでしたが、昨年は鼻血を出されてました…(ToT)















































国茶器の樹+電飾。                   


















天井も地上もランタン水族館。竜宮城

























屋台も色々出てましたが、ハトシ(海老のすり身のサンドイッチをパンごと揚げた物)を食べました。
毎年恒例です(笑)こういう時しか食べないもんで。
美味しかったです♪






 皆様にが来ますように〜!