庭に昔から植わっているサルスベリ。
[百日紅][紫薇]とも表記される花木で、樹皮が滑らかでスベスベしているところから「猿もすべって登れない」⇒《サルスベリ》と名前が付いています。
☆モンキーつるつる☆
でも本当は登れそうな気がしますが…。
うちのサルスベリは去年、一昨年とあまり咲かずに淋しかったんですけど、今年は順調のようで安心です。
やはり時期になってこの花の色を見ないと、つまらなく感じるんですよねー。
梨木香歩さんの『家守綺譚』という素敵な小説にも、色気のあるサルスベリが登場します。
ちょくちょく主人公に絡んできて、隠れヒロインのようです。可成り年齢は上なんですけどね。
小説では主人公の後輩から「リサベル」なる新しい名前を付けて貰います。
サルスベリ⇒リサベルス⇒リサベル
命名されたサルスベリも満更でもない様子(笑)
『家守綺譚』は幽玄と大正〜昭和初期あたりの時代の雰囲気が融け合った、淡く深い、水墨画のような好い作品です♪
以前『青春アドベンチャー』で放送されたラジオドラマも珍しく原作に忠実で、音響効果も幻想的雰囲気を巧く表現していました。
何より、綿貫:高橋和也さん、高堂:今井朋彦さんというキャスティングも絶妙だったと思います☆
この作品のお陰で、慣れ親しんできたサルスベリにも新たな印象が生まれました。
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